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狂犬病について/1年に1回の予防接種は犬さんの義務です!狂犬病に関して知っておくべき事

年に1回の「狂犬病予防注射」を先日打ってもらいました。病院自体はそこまで怖くないですが、注射はどうしても慣れませんね…。

狂犬病の予防接種は毎年やってもらっていますがそもそも「狂犬病」って日頃はあんまり気にしていませんよね?

アレルギーとか異物を飲み込むとか虫刺されとか、犬さんの健康を考えるにあたってもっと注意することがたくさんあるのでは?と思いますが、実は「狂犬病」って一度かかると必ずと言っていいほど「死」に至る怖い病気みたいですよ…!

狂犬病の予防接種をきっかけに狂犬病について調べてまとめましたのでぜひ参考にしてください!

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狂犬病とは

「狂犬病」は、僕たち犬以外にも人間を含むすべての哺乳類が感染する可能性があるウイルス性の怖い病気です。しかも感染すると高い確率で死に至るとのことで、考えるだけでもゾッとしますよね…!

狂犬病は犬だけでなく猫さんやコウモリさん、キツネさんやアライグマさんなどなど…野生の動物からも感染する病気なので、僕のようにご主人に面倒を見てもらっている動物でなければ接するときに注意をしてください。

まさか、猫さん…

どうやって狂犬病になるの?

狂犬病はすでに狂犬病ウイルスを持っている動物に噛まれたり傷口を舐められることで感染してしまうことが多いようです。

狂犬病ウイルスは唾液に潜んでいるみたいなので、かわいいからと言って野生の動物に近づいて、何かの拍子に噛まれたり舐められることで感染してしまう可能性もあります。

僕もお散歩をしているときに猫さんやタヌキさんに遭遇することがあり、たまに追いかけてしまったりにらめっこをしていますが、近くに寄りすぎて噛まれたり引っかかれると危ないですね。

以前、お散歩中に遭遇したタヌキさん

狂犬病になるとどうなっちゃうの?

狂犬病に感染すると僕たち犬も人間さんも、発熱・倦怠感・嘔吐の症状など風邪に似た症状から始まって、そのままウイルスが神経を伝って脳炎症を起こすと、精神的に錯乱したり全身の筋肉がマヒするなど大変なことになってしまいます。

何かを飲んだり、ひどいときには風に当たるだけでもけいれんが起こるなど苦しい病気で、そのまま呼吸困難な状態になってほぼ100%の確率で死に至るみたいです…!

いつの間にか気を失っているなんてことも… ※この写真はただ寝ているだけです

狂犬病になっちゃったらどうすればいいの?

怖いことに、予防接種をしていない場合は治る確率はゼロに近いようです。

ただ、噛まれたり傷口を舐められてしまって「感染したかも!?」と思ったらすぐに洗浄・消毒をして、そのままお医者さんに診てもらうことでウイルスが脳に到達する前に対処ができる可能性はあります。まずは何かあったときには病院に行って診てもらうことが重要です。

心当たりがありませんか?

お出かけ後、犬さんの様子を見て何かおかしかったりするのであれば、一度他の動物との接触がなかったかなど思い返してみてもいいですね。

狂犬病の予防に関して

治療法がないので予防が大切です。ウイルス性の病気なのでワクチンでの予防ができます。僕たち犬は「狂犬病予防法」というもので狂犬病のワクチン接種が義務付けられているので、毎年必ず狂犬病の予防接種・注射受けましょう。

狂犬病予防法 第一章 総則(予防注射)第五条
犬の所有者(所有者以外の者が管理する場合には、その者。以下同じ。)は、その犬について、厚生労働省令の定めるところにより、狂犬病の予防注射を毎年一回受けさせなければならない。
厚生労働省「狂犬病予防法」から引用しました。

犬さんのほかにもお馬さんや牛さん、豚さんにも「家畜伝染病予防法」というものがあってその中で狂犬病に対する処置方法が決められています。

予防接種、受けてますか?

狂犬病の予防注射

僕も狂犬病の予防接種は毎年受けています!ワクチン注射なので怖いですが、自分が狂犬病に感染したり、ご主人とか他の犬さんに感染させてしまうことを考えると我慢する必要がありますね。

費用に関しては、僕の住んでいるところでは狂犬病の予防注射が3,100円、接種済札の発行料が550円で合計しても4,000円はいかないくらいでした。

金額は自治体によって変わると思いますが、高くても5,000円はいかないのではないでしょうか。

ここで狂犬病予防の注射をしてもらう流れを書いておきますので、これから犬さんを迎える方は参考にしてくださいね。

予防接種を受ければ安心です!
  1. 自治体から「狂犬病予防注射関係書類」が届く
  2. 動物病院に狂犬病予防注射の予約を入れる
  3. 予防注射を打ってもらう
  4. 済札と証明書を発行してもらう
  5. 一日安静に過ごす

1. 自治体から「狂犬病予防注射関係書類」が届く

前回の予防接種から1年が経つ頃に、皆さんが犬さんを迎え入れたときに登録した自治体から「狂犬病予防注射関連の書類」が届きます。

届かなかったら登録住所が違ったり、手続きに何かしらの間違いがあるかもしれないので、「あれ?今年は狂犬病予防注射のお知らせ来てないな?」と思ったら、お住いの地域の区役所に相談してみたほうがいいです!

ここでは僕が住んでいる自治体からのお届け物で説明します。

僕の自治体ではこんな封筒で送られてきました

封筒の中には4つ折りになっている書類が入っているので確認してください。

この後、予防接種を受ける時にこの書類が必要になるので大切に保管してくださいね。

狂犬病についてのお知らせ
封筒の中には4つ折りになって、各届け出先に分かれている書類が入っています

2. 動物病院に狂犬病予防注射の予約を入れる

すでに行ったことがある動物病院があれば、そこに狂犬病予防接種を受付けているか、また、「狂犬病予防注射済票」の交付をしているか確認してみてください。

受付と交付どちらも行ってくれている病院であればそこに狂犬病予防注射の予約を入れてください。

前回の予防接種から1年が経つ日の1週間前後のうちに予約が取れたほうが安心です。

もし病院が予防接種の受付をしていなかったりした場合は、自治体のホームページで調べてみたり役所に相談してみてくださいね。

3. 予防注射を打ってもらう

みなさんの協力のもと、無事に注射が終わりました!

予約が取れたらその日時に動物病院へ行って、先ほどの「狂犬病予防注射関連の書類」を受付の方に提出します。すると「これまでに注射の後に体調が悪くなったことがないか」など聞かれますので答えます。

柴犬は結構暴れてしまう子が多いため、僕の場合はご主人二人がいつも注射の時にも連れ添ってくれて励ましてもらっています。

ここが頑張り時です…!

4. 証明書と接種済札を発行してもらう

無事に注射が打ち終わったら「狂犬病予防注射済証」と「狂犬病予防注射済札」をもらいます。この2つはこの先最低1年はいろいろなところで必要になる書類なので大切にしておいてください。

狂犬病予防注射済証(見本)
狂犬病予防注射済札(見本)

僕の場合は、常にお散歩用のバッグに両方とも入れてもらっていますが、札は金属のプレートなので首輪など普段から身に着けているものに着けておいてもらうのもいいですね。

証明書と札はドッグランの使用や宿泊、キャンプ場の利用など、登録の手続きで使うことが多いので気を付けてください。

5. 一日安静に過ごす

人間さんもそうですが、注射を打った当日は血行を良くしすぎないように運動や入浴、また興奮するようなことは避けて安静にします(お酒は僕は飲まないですが、飲酒もNGです!)。

お散歩は用を足す程度にしておきます。

安静にしておきま~す

まとめ

人間さんのインフルエンザのワクチン注射とは違って犬さんの狂犬病予防注射は「義務」だということ、もしワクチン注射をしないでいると死に至る病気に感染する可能性があること、そして、それは犬さん自身だけでなくてご主人や他の犬さんにも迷惑をかけること、これだけは気を付けておきたいですね!

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