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犬の災害時の対策について/犬の災害対策は事前の準備が大切です!災害時に犬はどうするのか考えました

皆さんは災害時に犬さんと一緒に避難をする方法など、しっかり準備をされていますか?

僕は2020年生まれで神奈川県に住んでいて幸いにも大きな災害にはあったことがなく、現時点ではあまりちゃんとした準備ができていません。

この1年くらいで世界的に大きな地震が増えている気もしますし、先日も大きな地震が日本でも発生して甚大な被害が出ていたり、地震だけでなく台風や大雨、猛暑といったことも災害へと繋がる可能性があるので、もしそういった災害が起こった場合の「犬さんの災害対策」を考えて見ることにしました!

「人とペットの災害対策ガイドライン」

「人とペットの災害対策ガイドライン」の表紙を引用しました

環境省:「人とペットの災害対策ガイドライン(PDF)」

犬の災害対策を調べるにあたり、大変参考になったのが環境省が作った「人とペットの災害対策ガイドライン」です。このガイドラインに目を通しておくだけでも災害時の心構えが大きく変わると思うので、皆さんも一度読んでみてくださいね。

この記事では「人とペットの災害対策ガイドライン」を元に犬の災害対策を考えてみます。

災害時の犬の対応は「自助」が基本

災害時の犬の対応に関する考え方は「飼い主による自助」が基本です。これを知るだけでも事前の準備の大切さが分かりますね。ご主人も「ハッ」としたみたいです。

災害時は犬さんだけでなくいろんな人間さんも被害にあっているので、そういった場合には人間さんが優先的に救護や支援をされます。飼い主さんの無事や安全が確保されない限りは、犬さんの救護や支援は難しいです。

「何かあったら犬と一緒に避難すればいい」と簡単に考えているのはダメですね!

とは言え何も準備をせずにできる自助にはかなり制限があるので、まずは準備から始めておくのがいいかなと思います。

災害を知っておく

先ほど書いたように災害にもいろいろあります。最近で一番印象が強いのが「地震」ですね。

「災害」の定義としては…
「暴風、豪雨、豪雪、洪水、高潮、地震、津波、噴火その他の異常な自然現象又は大規模な火事若しくは爆発その他その及ぼす被害の程度においてこれらに類する政令で定める原因により生ずる被害をいう。」
とされています。

参考:内閣府防災情報・知識編

こういった災害が起こってしまうと、犬さんや飼い主さんだけでなく地域全体が救護や支援を必要とする状態になります。

災害に耐えられるように準備をしましょう

基本的な災害対策として「避難をすること」が考えられますが、犬さんがいることでその基本的な災害対策をとることができなくなることが大きな問題になります。

災害を時系列で考えてみる

災害対策を考えるにあたって、まずは災害を時系列に並べてみます。

かなり大まかにはなりますが、災害の時系列としては次のようになるのでそれぞれの場面でどういったことが問題になったり重要になるのかを考えてみます。

  1. 災害発生前
  2. 災害発生時
  3. 災害発生後

1.災害発生前

災害が発生する前、僕にとっては「今」「現時点」です。平和な毎日を送ることができている中でも「災害発生前」と考えることで、何か犬さんと飼い主さんができることがないか考えてみました。

僕も考えさせてください

思い浮かぶことはこんな感じではないでしょうか。

  • 情報収集
  • 防災用品の準備
  • 災害発生時の訓練
  • しつけ
  • 体調管理

これをこの記事の後半で「人とペットの災害対策ガイドライン」を参考にしながら一つ一つ考えますね。

2.災害発生時

災害が発生しているときは基本的に「自助」なので、飼い主さんはまずご自身の無事と安全を確認してから犬さんを助けに行きます。

ご主人的には真っ先に犬さんの心配をしてしまう気持ちもあるみたいですが、自分の怪我の様子を確認したり、身動きがとれる状態なのか確認できないと犬さんも困ってしまいますね。

僕も助けてくださーい!

暴風や大雨のように天候が引き起こす災害の場合は、事前に警報や避難勧告が出ていることが多いので、それを元に犬さんの対策をとってもらうとまずは安心です。

  • 警報の確認と対応
  • 飼い主さん、犬さんの安全の確保

3.災害発生後

災害が起きてしまった後、特に避難が必要になった場合には次のようなことを考えておく必要があります。

  • 避難場所までの道
  • 避難所での過ごし方
  • 復旧するまでの生活
自動車で避難ができるだけでもまだマシなのかもしれませんね

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ガイドラインを参考にした平常時にできる対策

災害発生前に書いたことに関して「人とペットの災害対策ガイドライン」には、「平常時にできること」として次のように書かれています。

  • 住まいや飼養場所の防災対策
  • ペットのしつけと健康管理
  • 不妊・去勢処置
  • ペットが行方不明にならないための対策(鑑札、迷子札、マイクロチップなどによる所有者明示)
  • ペット用の避難用品や備蓄品の確保
  • 避難所や避難ルートの確認などの準備
  • 避難所以外の避難先やペットの預け先の確保
  • 飼い主同士の共助のためのコミュニケーションと良好な関係の構築
  • 避難訓練への参加と家族単位の避難訓練(シミュレーション)の実施
  • 携行できるペット情報のまとめ(治療記録、ワクチン接種歴など)

見た限りこれらがしっかりできていれば災害にあってしまった場合に起こり得る犬さんの問題を最小限に済ますことができそうなので、一つずつよく考えて見直してみることにしました!

見直しましょう!

住まいや飼養場所の防災対策

僕の場合、飼育場所は室内で、クレートとしてはバリケンを用意してもらっています。

いくらバリケンがある程度頑丈に作られているとはいえ、災害時に必ずクレートに入っているとも言えず、またクレートに入ることである程度不安な気持ちは抑えることができてもクレートが守ってくれるとも言い切れません。

平常時の生活では快適なんですけどね

とっておきたい対策としてはこんな感じですかね。

  • クレートの場所を窓ガラスから遠ざける
  • 窓ガラスに飛散防止フィルムを貼っておく
  • ご主人が不在の時は頑丈なケージの中で過ごせるようにする

他にももし倒れそうな棚や家具があれば固定をする必要もありますね。

ペットのしつけと健康管理

健康管理に関しては今のところ僕は病気や怪我などは無く、年齢的にも3歳半と若くて元気なので問題はなさそうです。

不安なのが「しつけ」ですね…。

「人とペットの災害対策ガイドライン」には「災害に備えたしつけと健康管理の例」として次のように書かれていました!

  • 「待て」「おいで」「お座り」「伏せ」などの基本的なしつけを行う。
  • ケージなどの中に入ることを嫌がらないように、日頃から慣らしておく。
  • 不必要に吠えないようにしつける。
  • 人や他の動物を怖がったり攻撃的にならないように慣らしておく。
  • 決められた場所で排泄ができるようにする。
  • 狂犬病予防接種に加え各種ワクチンを接種する。
  • 犬フィラリアやノミダニなどの寄生虫の予防、駆除を行う。
  • シャンプーやトリミングにより身体を清潔に保つ。
僕だって頑張ればできますよ…

柴犬の僕にとっては「決められた場所での排泄」が一番の問題で、他にもまだまだ出来ていないことが沢山あってご主人的にもこれから少しずつでも解決できるようにと考えているみたいです…!

不妊・去勢処置

僕は去勢処置をしていません。これはご主人的に僕の体をあまりいじりたくないという考えがあるみたいです。

ただ、万が一僕が災害時に逃げてしまった場合にどこかで不要に繁殖してしまうと大変なので対策が必要です!

ペットが行方不明にならないための対策(鑑札、迷子札、マイクロチップなどによる所有者明示)

令和4年(西暦2022年)6月1日以降はペットショップやブリーダーさんから販売される犬さんへのマイクロチップの装着が義務化されています。

僕は2020年にご主人の家に来たのでマイクロチップは装着されていません。そのためいつも首輪に犬鑑札を着けてもらっています。

首輪に犬鑑札を着けてもらっています

首輪ごとスポッと抜けてしまうと意味がないのでそれも注意が必要ですね。

ペット用の避難用品や備蓄品の確保

これは今からでも準備ができることですね。能登半島で大地震が発生したこともあり、ホームセンターなどにも防災グッズが目立つところに沢山置かれるようになっています。

まずは避難グッズとして一つのバッグなどにまとめて、いざという時のために備えてことをおすすめします!

「人とペットの災害対策ガイドライン」には犬さんの避難用具と備蓄品の例として次のように書かれているので参考にしましょう。

ふぉくはふぉーるほ(僕はボールを)…
避難用具の例
  • 首輪とリード(逸走対策として小型犬などはリードを付けた上でキャリーバッグに入れる)
  • クレートやケージ(扉のついたもの)
  • 犬用靴下やバンテージ(大型犬を徒歩で避難させる場合、瓦礫などによる怪我を防止する)
備蓄品と優先順位の例

【優先順位1】動物の健康や命に係わるもの

  • 療法食、薬
  • ペットフード、水(少なくとも5日分[できれば7日分以上]) 
  • キャリーバッグやケージ
  • 予備の首輪、リード(伸びないもの)
  • ペットシーツ
  • 排泄物の処理用具
  • 食器

【優先順位2】情報

  • 飼い主の連絡先と、ペットに関した飼い主以外の緊急連絡先・預け先などの情報
  • ペットの写真(印刷物とともに携帯電話などに画像を保存することも有効)
  • ワクチン接種状況、既往症、投薬中の薬情報、検査結果、健康状態、かかりつけの動物病院などの情報
狂犬病予防注射済証もコピーを持っておくと安心です

【優先順位3】ペット用品

  • タオル、ブラシ
  • ウェットタオルや清浄綿(目や耳の掃除など多用途に利用可能)
  • ビニール袋(排泄物の処理など他用途に利用可能)
  • お気に入りのおもちゃなど匂いがついた用品
  • 洗濯ネット(猫の場合は屋外診療・保護の際に有用)など
  • ガムテープやマジック(ケージの補修、段ボールを用いたハウス作り、動物情報の掲示、など多用途に使用可能)

避難所以外の避難先やペットの預け先の確保

飼い主さんが住まわれている地域の避難所で犬さんの受入れができない場合のことを考えて、避難所以外にも犬さんの預け先を確保しておく必要があります。

キャンプで使っているテントや防寒具が使えるといいですね

可能であれば災害に合っていない地域のご家族やお友達が安心ですが、そこまで移動するのが難しい場合もあるので動物病院やペットホテルなども考えて、預ける際の費用や注意事項も事前に確認しておいたほうが良さそうです。

飼い主同士の共助のためのコミュニケーションと良好な関係の構築

犬を飼ってる人間さん同士の良好な関係が、災害時にはとても心強いですね。
単純に「犬が好き」というだけでなく、犬さんの世話をお互いに見ることができたり、仲の良いワンちゃん同士であれば避難時のストレスも和らぐのではないでしょうか。

人間さんのコミュニケーションで僕も助かるので、お願いしますね!

普段からいろんな人とコミュニケーションとっておきましょう!

避難訓練への参加と家族単位の避難訓練(シミュレーション)の実施

ぜひやっておきたいのが犬さんとの避難訓練です。
お住まいの地域の避難場所までの道と、避難場所での避難体験、自治会や開催している避難訓練に犬さんが参加している例もあります。

これを機にまずはご自身の住まわれている地域の避難場所と犬さんの同行が可能かだけでも知っておいて、その場所までどうやって移動するかなどを想定しておきましょう!

携行できるペット情報のまとめ(治療記録、ワクチン接種歴など)

混合ワクチンの予防接種証明書もコピーを持っておくと安心です

意外と気が付かなかったのがこれでした。

普段のお散歩バッグには、僕のワクチン接種証や動物病院の診察券などが入っているので、それらのコピーをとって避難用具と一緒に入れておく必要がありますね。

ワクチン接種証明証がないと犬さんが避難できなくなることもあるので注意が必要です!

まとめ

この記事を書いた時点(2024年1月10日)では、まだまだ避難用具も備蓄品も訓練もなにも出来ていないので、早めに用意をしてその内容と画像と一緒にこの記事にあげて更新ができるようにします!

避難訓練も必要ですね!

始めにも書いた通り、犬さんの災害対策は基本的に飼い主さんの自助となるため、災害が起きる前にいかに準備をしておくかがとても重要になります。

いつ起きるかわからない災害ですが、準備と心構えだけでもあると「いざ」という時に冷静な判断と対応ができます。

この記事をきっかけに少しでも多くの方、多くの犬さんが災害によって困らないで済むことを祈っています!

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