10月の上旬に埼玉県は秩父市にある「美の山公園(みのやまこうえん)」に来ました!前日は長瀞町の観光をしてその日の夜に美の山公園で車中泊をしました。
夜が明けた朝のお散歩で美の山公園を周ってみましたが、想像以上に広くて自然もたくさんある、整備された公園だったので紹介します!
▼長瀞周辺のお散歩に関する記事はこちら
美の山公園について
美の山公園は標高581.5mの蓑山(みのやま)の山頂部分に「埼玉県に桜の名所を作ろう!」と桜を植えることから始まった、国民休養地に指定されている公園です。
展望台から南には秩父市街やその先に武甲山を見ることができて、夜になると秩父市街の夜景が楽しめたり、条件がそろうと明け方に見られる雲海が人気です!
美の山公園の中には展望台がいくつかあって、四方を山々に囲まれているのでどの場所からも絶景を楽しむことができました。
今では、美の山公園には桜のほかにもツツジやアジサイ、また紅葉など、たくさんの種類の植物が植えられていて四季折々の色を楽しむことができます!
▼美の山公園の場所(Google Map)
蓑山(みのやま)について
美の山公園の名前は「蓑山(みのやま)」から来ていて、蓑山の名前の由来にはいくつか説があるみたいです。
長瀞の宝登山と同じく「日本武尊(ヤマトタケルノミコト)さんが休憩するときに着ていた蓑を置いたから」という説や「長い間雨が続いて地域の人が悩んでいた時に知々夫国造(ちちぶのくにのみやつこ)さんがお祈りをするときに蓑を置いたから」などいろいろあるみたいです。
「蓑」というと昔の雨具≒レインコートのようなものなので、何かしら雨が関係する場所なのかもしれませんね。
公園名 | 美の山公園(みのやまこうえん) |
所在地 | 埼玉県秩父郡皆野町皆野 |
面積 | 410,000m²(東京ドーム約8.7個分) |
駐車場 | 有:無料(第1駐車場16台、第2駐車場60台、第3駐車場35台) |
公式サイト | https://www.pref.saitama.lg.jp/b0504/minoyamakouen-top/ |
美の山公園の駐車場事情
美の山公園には3つの駐車場がありどれも無料で停めることができます。今回僕たちが車を停めたのは第二駐車場でした。
シーズンによって混雑具合がだいぶ違うようで、僕が美の山公園に行った10月上旬は結構空いている時期かなと思います。
▼美の山公園の駐車場に関する詳細はこちらをどうぞ
埼玉県ウェブサイト「美の山公園ご利用案内」
第一駐車場
第一駐車場は公園の入口展望台に一番近いところにある駐車場で16台駐車できます。
展望台やお手洗いに近いこともあって、夜の夜景を見るために来る方や車中泊をされる方などに人気で、夕方からチラホラと停まる車が増えてきていたかなと思います。
第二駐車場
第二駐車場は、第一駐車場からエントランス広場の逆へと下っていく階段を下りた先にあるためちょっと不便ではあります。
エントランス広場からだと、徒歩で5分弱はかかるかもしれません。逆に第二駐車場からエントランス広場は登りの階段なので少ししんどく感じられる方もいるかもしれませんね…。
階段を下りきったところに第二駐車場はあります。
第二駐車場は、普通車60台、バスも6台停めることができる大きな駐車場です!
美の山公園は春には約8,000本もの桜が咲くということもあり、バスで来る方も含めてお花見に来る方が多くなるので、第二駐車場は広くなっているんだと思います。
第二駐車場のお手洗いは現在では使えなくなっているので、催した場合はエントランス広場まで行く必要があります。
第三駐車場
第三駐車場は、エントランス広場から見ると第二駐車場をさらに下ります。自動車で来る場合は、美の山公園観光道路と林道蓑山線が交わる場所に一番近く、ロータリーと第二駐車場の間に入口があります。
広さとしては普通車35台分です。お花見シーズン以外ではあまり使われてはいなさそうな感じでした!
美の山公園のお散歩コース
今回僕が歩いた朝ん歩のコースのレポートに入りますね。朝のお散歩で歩いたコースで、時間としてはだいたい1時間ちょっとのコースでした!
▼公園のマップにコースとそれぞれの場所を書き込んでみました。
- 入口展望台
- エントランス広場
- 美の山山頂
- 花の森
- パノラマデッキ
- みはらし園地
- 小鳥のさえずる森
- 芝生広場
入口展望台からスタートして美の山公園の中腹部分を回り、第一駐車場に出るまでのコースになります。
朝ん歩はマップの左部分にある入口展望台から始まります。
入口展望台
美の山公園のシンボルというか名所として一番人気なのがこの入口展望台ではないでしょうか。
エントランス広場の入口側に有るしっかりと作られている展望台です。
入口展望台は2階に分かれています。やっぱり混むことが多いんでしょうね!
入口展望台からは、目下に秩父市街地、その先には武甲山(ぶこうさん)を見ることができます!
夜になると秩父市街の明かりがきれいに見えることから、夜中でも人の出入りがありました!
また、湿度が高く風が弱い日の明け方など条件次第では雲海も見ることができるので、24時間景色を楽しむことができる展望台です!
エントランス広場
入口展望台を下りると広がっているのがエントランス広場です。ここにはお手洗いのほか、公園管理棟やインフォメーションセンターなどがあります。
学校の遠足とかだったら、間違いなくここは集合場所になりそうですね!
エントランス広場はそのまま山頂方面に広がっています。
山頂方面へ進み、時計塔の奥に見えるのが山頂展望台です。
山頂展望台
山頂に一番近いところにある展望台です。ここもかなりしっかりと作られていて、大きさとしては、学校の25mプールくらいでしょうか?
東秩父の山地を見ると、ギリギリ朝焼けが残っていました!ゴルフ場の上にすこーしだけ雲が浮かんでいたので、雲海を見ることができなかったお慰めだと思います!
南側には、入口展望台と同様に秩父市街とその先に武甲山を見ることができます。美の山公園で雲海を見るならここがベストポジションという話もありますね。
僕も景色に見惚れてしまいました!
春先にはきっと手前に桜その奥に市街地さらに先に武甲山と、森・街・山のコントラストをさらに楽しめる景色になると思います!
山頂には雲海の写真も貼ってあります。もしこんなにきれいな雲海を見ることができたら、きっとこの写真では伝わらないくらい幻想的な景色になるのではないでしょうか!
美の山山頂
山頂展望台ですでにお腹いっぱいになりそうですが、まだまだ朝のお散歩は始まったばかりです。
山頂展望台を下りたところに山頂への案内板がありました。
意外と控えめな案内板なので、山頂を目指すことを忘れてしまいそうでした。
山頂へはテレビ・ラジオ電波の中継局の脇を通ります。
蓑山(美の山)の山頂は、電波中継局の間にある目立たない形で「美の山山頂」の目印があるので、見逃さないように気を付けてくださいね!
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花の森
美の山山頂から山頂展望台を反対側へ回るとアジサイ園地に出ます。
エントランス広場からアジサイ園地、その先のつつじ園地まではきれいに舗装された道が続き、起伏も緩やかなので歩きやすいです。
アジサイ園地を抜けると中央広場に出ます。
中央広場は奥に進むと下り坂になっているので、手前の花の森と奥の山の景色を楽しむことができます。立体的ですよね!
手前に見える花の森を一望出来て、それぞれの季節でいろんな花の品種を眺めることができるみたいです!
僕が来た時期(10月初旬)は、ヒガンバナさんが少し残っていたのと、リンドウさん、ツワブキさんも見られます。
花の森を過ぎ左手にツツジ園地が見えるくらいになると、歩いている道が次第に下り坂になってきました。
パノラマデッキ
森感が次第に増してくる道を進むと。美の山公園の中でも一番深いところへと入っていきます。
そんな道の途中に森に浮かぶような形でパノラマデッキがありました。山の斜面を生かし木々に囲まれる形になっている展望台です。
このパノラマデッキからは美の山公園の西側の風景を望むことができます。他の展望台よりも近くに森林を感じながら遠くの景色を見ることができるので、バードウォッチングにも向いていそうですね。
パノラマデッキの先にも道は伸びていて、しばらくは下り坂を進みます!
みはらし園地
パノラマデッキを過ぎさらに森の道を進むと左手には斜面が広がり始めます。
左手に見える景色も眺めつつ結構急な坂道をクネクネと進みます。この周辺はヤマザクラ/オオシマザクラがたくさん生えているようなので、春にはきっと桜の色できれいな景色になるんでしょうね。
下り坂の先に「みはらし園地」があります。
見晴らし園地には案内板の他、テーブルが二つあるので休憩にはちょうどいいですね。
みはらし園地にある案内板で「関東ふれあいの道」と書いてあるものを見つけました。
気になって調べてみたら「関東ふれあいの道」という関東一都六県をぐるっとおよそ1,800km回ることができる自然歩道があるみたいです!美の山公園もその一部を兼ねているみたいですね。
日帰りできる10kmに区分けされたコースが160コースもあるみたいなので、どこかのタイミングで関東ふれあいの道を制覇するべく歩き始められればいいなと思います!
▼関東ふれあいの道の公式サイトはこちらからどうぞ
環境省:「首都圏自然歩道(関東ふれあいの道)」
小鳥のさえずる森
みはらし園地からさらに下ると美の山公園を出て親鼻駅方面へと出ることができます。鉄道を使って蓑山登山と散策を楽しまれる方は親鼻駅からこの道を使ってこられるみたいです。
僕は一度来た道を戻り、途中の分かれ道を左へと入っていきます。
しばらく進むと完全に森に囲まれる道を進むかたちになり、森林と土の香りに癒されながら歩けるコースになりました!
しばらく進むと「美の山ふれあいサンクチュアリ」のモニュメントが建っていました。
「サンクチュアリ…野鳥の聖域。鳥獣保護区、禁猟区(参照:国土交通省「環境用語集」)とのことで、確かにこの深い森は鳥さんの楽園ですね!
サンクチュアリのモニュメントの隣には「小鳥のさえずる森」の看板があって、どんな鳥さんがこの森に住んでいるのかが書いてあります。
▼小鳥のさえずる森(さえずってもらえませんでしたが)を歩いているところの動画です(Youtube)
朝早かったので鳥さんの歌声を聞くことができるかと期待しましたが、むしろ静かな森でした…!
芝生広場
小鳥のさえずる森を抜け、中央広場の下に広がっていたツツジ園地とアジサイ園地を右手に下側から見る形で進むと芝生の広場があります。
山頂付近以外ではこの芝生の広場が一番広いのではないでしょうか。学校の遠足だったら、ここでみんなでお弁当食べれそうですね!
朝の段階ではさすがに誰もいないとはいえ、ピクニックをするにはぴったりの場所かなと思います。
芝生園地を抜けて進むと、公園の入口付近にある第一駐車場につながっています。
今回の美の山公園のお散歩コースはこれで終了になります!
まとめ
美の山公園は今回の秩父周辺のお出かけで車中泊をするだけのつもりだったのに思わぬ収穫というかもっと下調べをしておくべき公園でした!
公園内には照明がほとんどないので、夜になると公園内は何も見えないくらいの暗闇に包まれる反面、星がとてもきれいに見えました。
過去には痛ましい事件もあったようですが、それもこの豊かな自然が人を魅了して包み込む力の表れなのかもしれませんね。
今回は夜景も雲海も気にせずに来てしまったので、次回必ず夜景も雲海も見れるように、そしてまたこの豊かで美しい山の公園で朝散歩を楽しみたいと思います!
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