僕たち柴犬は他の犬さんと比べると遊び方が乱暴だったりあんまりコマンドを覚えなかったりと扱いが難しい犬種らしいです。
特にご主人が困っているのが「噛む」ことのようですね。3歳になった今では僕もご主人も「あ、噛みそうだな」という間合いがわかってきたので以前ほど噛んでしまうことはなくなりましたが、やっぱりふとした時に「ガブッ!」といってしまいます…。
ここでは今まで僕がどんな時に噛みそうになったか、どんな時にご主人を噛んでしまったかと、その後にご主人が考えてくれた噛まれないための準備や対策をご紹介します!
※「咬む」と「噛む」どちらが正しいかわかりかねたので、ここでは「噛」の字で統一しますね。
噛みそうなときのサイン
噛んでしまいそうなときは僕なりに合図というか「噛み付くぞー!」という素振りをしています。それに気づかなかったり無理やり触って来られると「ガブッ!」といくので注意してください。
こんなときに噛みつきます
- 眠いとき
- 体に何か着けるとき
- 咥えている物を取られそうなとき
- しつこく体を触られたとき
- 足を拭いてもらっているとき
眠いとき
ウトウトしているときに突然触られたり近くで物音がするとびっくりして噛み付いてしまいます。
例えば一日お出かけをした夜など疲れて不機嫌になってますね。
<実際に嚙みついたときのこと>
夜も更けてきて9時くらいになると僕もだんだん眠くなってきます。その時間はまだご主人は起きているので、僕もまだ本格的に寝に入らずご主人の近くで横になっていました。
ご主人たちがイスに座っている時、僕はテーブル下で横になっていることが多いんですが、ご主人が足を組み替えたときの物音でビックリしてつい噛み付いてしまいました!
気持ちが緩んでいるときに身近なところで物音が聞こえるとびっくりしちゃうみたいです。
体に何かを着けるとき
リードや首輪、エリザベスカラーなどを着けようとするとタイミングによっては嫌がって噛みついてしまうこともあります。
まだハーネスが嫌だったときはハーネスを着けるだけでもご主人と格闘をしていましたね。…今となっては不思議な思い出です。
咥えている物を取られそうなとき
咥えている物は僕の獲物なので取り上げられそうになると噛み付いちゃいます。
今でもお家にいて暇な時やご主人の気を引くために、スリッパやタオルなどを咥えてきては、ご主人に渡すまいと暴れる時があります。
取り上げられそうになると「ガブッ!」っといってしまいます。
<実際に嚙みついたときのこと>
玄関からサンダルを咥えてきたときにご主人が「あ!だめ!」といって取り上げようとします。はじめは追いかけっこみたいな感じになるんですが、いざご主人がサンダルを掴んでくると僕も必死に「離さないぞー!」と抵抗しちゃいますね。
ご主人がサンダルを強く引っ張るタイミングで手を噛んでしまったことがあります!
他にもお散歩中に、落ちているティッシュペーパーやマスクを口に咥えることがありご主人が「ダメ!」と言って取り上げようとしたときに噛んでしまいます…。
しつこく体を触られたとき
長過ぎるスキンシップはだんだん嫌になって噛みつきたくなりますね。
ご主人をびっくりさせるのが、マッサージをしてもらっているときに急に「ガウッ!」と吠える時ですね。「もういいよ!」のサインです。
特にしっぽの付け根やお尻周辺を触られるのが今でもあんまり得意じゃなくて、ふとした時に噛んじゃいます。
足を拭こうとしたとき
お散歩から帰るとウェットティッシュで足を拭いてもらいますが、どうしても足先をイジられるのが嫌いでたまに大暴れして噛んでしまいます。
毎回嫌がるわけはないので、何か外の様子が気になっているときやまだ歩き足りていない・元気が余っているときなどに暴れてしまうようですね。
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噛まれないための対策
まずは噛まれないように注意をしてもらえることが僕にとってもご主人にとっても安心ですね。柴犬の取扱説明書があったら書いておいてもらいたいものです。
- 表情を見て察してもらう
- ビターアップルを使う
- 柵を用意してもらう
- 放っておいてもらう
- リードを着けてもらう
- タオルなどをたくさん用意する
表情を見て察してもらう
僕が噛む前は険しい表情をしています。眉間にシワを寄せて牙を見せています。いわゆる「ムキ顔」ですね。これは完全に「やめろよ〜、噛むぞ〜」の表情です。
寝ているときに近くで物音がしていたり、しつこく体を触られていたり、リードを着けられそうになったり…。嫌なことを察知すると表情が変わり、険しい顔をしているときは放っておいてください。
ビターアップルを使う
ご主人が「もっと早く知っておくべきだった!」と言っているのがこの「ビターアップル」です。
犬さんの無駄噛み防止用のスプレーで、りんごの渋み成分が入っています。使用されているのが天然成分なので犬さんが舐めたりご主人の手に使っても害はないので、犬さんに噛まれたくない場所に前もってスプレーをしておくと、犬さんが興味を示しても「渋ぅ~い!」と噛んだりいじったりするのをやめてしまいます。
ご主人の手にスプレーをしてから、わざと犬さんに舐めさせたりすると犬さんが「ご主人の手ってマズいんですね…」と、甘噛みをしなくなります。…ただ、犬さんが興奮していたり怒っていた時はとっさに噛みついてしまうかもしれないので注意は必要です。
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柵を用意してもらう
例えばご主人がローテーブルで何かを食べるときには僕も興味があるので近寄って、テーブルにあるものを咥えようとしたりします。それを遮る形で目の前に手を出されると噛んでしまうこともありますね。
そういった場合は事前に部屋の入り口やテーブル周辺に柵を用意して、僕が近づけないようにしてくれると噛むことにならなりません。
ちなみに僕のお家にはこういった柵が4つあって、掃除や料理、食事や来客などの時にいろんなフォーメーションで設置されています。
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放っおいてもらう
僕が興奮していたり表情を険しくしていたり、疲れている、横になって休んでいるときなど、いきなり触ったりされると噛み付いてしまうのでそういったときは放っておかれるほうがいいです。
無理に近づいたり構うとへそを曲げて噛みついちゃいますね。
リードを着けてもらう
よほどなことがない限りはあまり室内でリードを着けておくことはありませんが、例えば宿泊先や知人が家に遊びに来たときなどは初めはリードを着けて様子を見てもらったほうが安心です。
普段とは違う状況になるとまずはニオイを気にして場合によっては警戒することもあります。もし僕が危険を察知したり警戒を強めたら攻撃的になることもあるので、そうなった場合はリードをご主人引いてもらい、興奮が収まらないときはそのまま外に出てしばらくの間散歩をして気分転換をします。
興奮してからリードを着けたり押さえたりされると噛み付く危険性があるので事前にリードを着けてもらいます。
タオルなどをたくさん用意する
これはもうご主人が噛まれても仕方がないけどどうしても僕を抱えあげたりリードを着けたりしなければいけない場合の最後の手段です。
バスタオルを4枚以上、できるだけたくさんのタオルを用意してご主人は自分の手に巻いてときには僕をタオルで包んで、噛んでもご主人の皮膚に僕の牙が当たらないようにしています。
ただ、タオルの隙間などから噛み付いてしまうとご主人が大怪我をするので、もうこうなるとご主人も僕も必死です。
噛みそうだけど触らなくてはいけない場合の対策
僕が明らかに噛み付いてしまいそうなときでも、どうしてもご主人が触らないといけないときがたまにあります。
例えばドッグランでリードがない状態で他の犬さんと険悪なムードになったときや、お散歩から帰ってきて足が汚れているとき、眠っているけどどかないとダメなとき…などなど、気がついたら僕が「噛むぞー!」モードになっていて、ご主人が困っていたことがあります。
噛まれるとわかっていても仕方無しに僕を抱き上げたり触ったりすることで、案の定僕が噛んでご主人が怪我をしてしまったことがあります。
「噛みそうだけど触らなくてはいけない場合」は、できれば他のことに注意を向けたり、触らないで対応できるのが一番です。
他のことへ注意を向ける
これはすでに暴れ始めてしまった場合はあまり効果がありませんが、そうでもないときはおやつで気を引いたり、おもちゃで「プピーッ!」と高い音を鳴らしたり、Youtube動画で犬さんの鳴き声を大きめの音量で流したり、大きめのぬいぐるみを振り回すなど、他のことに注意を向けたら興奮が収まる場合もあります。
触らないで対応する
もし待てる時間があれば僕の興奮が冷めるまで待つのが一番です。
僕が噛んでしまう理由としては警戒している場合が多いので、落ち着いてからおやつをもらったりそのまま眠りについたりすれば噛むことを回避できます。よほどなことでない限りは一度落ち着けばケロッとして触られることに抵抗しなくなることが多いです。
柵やタオル、座布団などを使って、僕に触らずにその場から移動させることで噛まないで回避できれば一番いいですね。
噛まれてしまったときの対処法
それでもやっぱり噛まれてしまったときは、すぐに離れて水で傷口を洗ってください。
浅めの切り傷の場合は水洗いのあとに消毒をして軟膏を塗り絆創膏で止血しておけば大事には至らないかもしれませんが、深い傷を負ってしまったり止血が難しい場合は皮膚科や外科に診てもらったほうが良いです。
ガーゼや包帯を巻いて血が止まるまで様子を見たり、ひどいときは傷口を縫う必要がある場合もあります。
また噛まれたところから菌が入り破傷風になる恐れもあるため、念のために破傷風の予防接種を打っておくと安心です。
狂犬病の予防接種は義務付けられているのであまり心配ないかもしれませんが、万が一狂犬病に感染していたら一大事なのですぐに病院でお医者さんにその旨を伝える必要があります。
参照:日本赤十字社「動物にかまれた・ 蜂に刺された」のページ
噛むのにも理由があります
色々書いてみましたが噛むのにも理由がありますし、噛まないようにする工夫が必要なのかなと思います。
僕の経験上、ご主人を噛んでも良いことは全く無いので本当は噛まないで済むのであればそうしたいですが、とっさのときについ噛んでしまいます。
どうかみなさんも僕達柴犬のことをよく分かって、噛まないでも済むようにお付き合いいただけたら嬉しいです。
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