僕のご主人は平日の日中はお仕事に出ているので、その時間は僕はお留守番を任されています。人間さんの社会ではこの数年でテレワークが普及したとはいえ、まだまだお留守番をしている犬さんも多いのではないでしょうか。
この間、今までご自宅でお仕事ができていた飼い主さんが「最近、会社に行くことになったからうちの犬にお留守番をさせる必要がある」と心配していたので、世間的には犬のお留守番はもしかして結構ハードルが高いことのでは?と思い調べてみました!
調べてみると「コロナで自宅にいることが増えたから」という理由で犬さんを迎え入れた方は結構いらっしゃるみたいなので、もしお困りだったら一度お読みいただいて、犬さんが安心してお留守番ができるように役に立てていただければ幸いです!
僕のお留守番は生後3ヶ月頃から
初めに僕のお留守番事情をお伝えしますね。
僕がご主人の家に迎えられたのが2020年の6月。生後二か月ちょっとのころです。迎え入れられてから数日はご主人の休日が重なっていたこともありほぼ一日一緒にて、それから一週間ほど経ってから僕は一人でお留守番をすることになりました。
はじめのうちはテレワークもあったりしてお留守番の時間はだいたい長くても7時間程度でしたが、徐々にご主人のお仕事の兼ね合いからお留守番の時間が伸びて、長いときは12時間くらいお留守番をすることも出てきました。
それからおよそ3年が経った現在では、平日は平均してだいたい9時間くらいお留守番をしている状態です。土日はほとんど一緒に過ごしてもらっています。
お留守番中は特に何もせずにバリケンやソファーで寝ていたり、窓からお外を眺めたりしています。
果たして僕のお留守番の仕方やご主人の対策が正解なのか?!という疑問もさることながら、とりあえず現時点では大きな問題もなく僕もお留守番ができていますし、ご主人的にも安心して任せてくれているように見られます。
本当は長い時間お留守番をさせないのが一番いいとご主人は思っているらしく、もっと良い方法があるかもしれないと常に考えてはくれているみたいです…!
犬がお留守番をするときに用意しておきたい環境
柴犬の僕にお留守番を任せるにあたってご主人が気を付けていることをいくつか書いてみます。もし何か参考になればと思いますので、ご覧ください!
慣れるまではケージやサークルを使う
先ほど書いたように僕は生まれて約3カ月後にはお留守番の生活が始まりました。今考えると本当にびっくりです!その時はまだ生後間もないのでお散歩に出ることもできず、おトイレもトレーニング中でした。
そんな僕なのでお留守番中はケージの中にいる形で、ご主人が帰ってくるとすぐに出してもらっておトイレチャレンジをするというのがしばらく続きました。
その後、生まれて半年くらい経ちお散歩もできるようになると、体も大きくなったこともあり「ケージでのお留守番だと狭いかな?」とご主人が考えて、お留守番中にお部屋を使わせてもらえるようになりました。
ただ、今でも限られたお部屋以外は使うことなく過ごしています。いたずらしてしまったり、どこかから脱走してしまうと大変なので、ある程度は行動範囲を制限しているみたいです。
夏でも気温を25度以下にする
特に夏に注意をしてもらっていることです。
お留守番中はエアコンで冷房をいれてもらって、気温設定は23度、弱風でもいいので常に風が出ているようにしておいてもらっています。
それでも暑いときは部屋の温度が冷房でも下げきることができずに25度くらいになり、窓際などの場所によっては25度以上になっているかもしれません。
僕を迎え入れる前は、ご主人はあまりエアコンを使っていなくて扇風機で夏をしのいでいたみたいですが、それがきっかけで僕が夏バテしてしまったことがあり、それ以降は天気予報を見て最高気温が25度を超える時は、上に書いたようにエアコンで冷房23度の弱風設定を必ずしてくれるようになりました。
おかげで毎日快適にお留守番をすることができています!
最高気温が25度以上にならない季節はエアコンは使用せず、空気清浄機が動いている程度で空気の循環をしています。
冬場に関しては、僕が住んでいる地域(神奈川県)では日中の室内の気温が5度以下になることはあまり考えられないので、ある程度寒くなってくるとバリケン(クレート)に毛布を敷いてくれたりして防寒対策をしてもらっています。
もし日中の室内の最低気温が5度以下になる日が続くようなら、エアコンで暖房を入れて16度くらいに調整しようと考えてくれているみたいです。また、乾燥すると僕も体調を崩してしまうので、湿度が30%以下になるようなら加湿器はONにしてもらっています。
水をたっぷりお皿に入れておく
お留守番中に必ず水が飲める状態にしておいてもらっています。お水がないと命に係わることもありますからね。
僕くらいのサイズの犬さんだと、一日の水分摂取量は630mLが推奨されているので、お留守番中でも水を飲めるようにしておいてもらったほうが安心です。せめて一日の水分摂取量の半分は入れておいてほしいです。およそ半日はお留守番しますからね。
参考:飼い主のためのペットフードガイドラインPDF「犬と猫が1日に必要な水分量」
ペットショップにはいろんなタイプの給水機があるかと思いますが、僕はシンプルに大きめのお皿にたっぷりのお水を入れてもらっています。たまにご主人が帰ってくる頃には飲み干していることもあってびっくりさせることもあります!
いたずら防止を徹底しておく
犬さんのお留守番で一番心配なのが「いたずら」ではないでしょうか?何かを噛んで壊したり、食べてしまったり…単純にいたずらするだけでなく、怪我や体調を崩す原因にもなりますね。
一番のいたずら防止対策は、ケージやサークルでお留守番をすることなので、もし普段から噛み癖・いたずら癖があるようなら、お留守番中に犬さんを開放するのは控えたほうが良いかもしれませんね。
とは言え僕も一度、扇風機のコードを噛み切ってしまったことがありそれを発見したご主人が肝を冷やしたようです(幸い感電せずに済みました!)。
他にも部屋の扉を壊してご主人がびっくりしたこともあります…!何が原因で扉を壊すほど暴れたのかは秘密です(ご主人的には、お外に猫さんか誰かが来たのでは?と考えているみたいですけどね…)。
お留守番中に部屋を自由に使わせてもらえるようになり、その分、いたずらをしやすくなったので、床にものを置かないようにしたり近寄らせたくないエリアには柵を置いたりといたずら防止にも注意してもらうようになりました。
犬のお留守番のいたずら防止としておこなっていること
- コードなどの配線は犬の届く範囲に出さない、垂らさない
- 棚やテーブルなどで前足が届くような位置には物を置かない
- 柵を使って行動範囲を制限する
- カーペットや家具などを噛むようならいたずら防止スプレー(ビターアップル)をかけておく
ラジオを付けておく
お留守番中にあまりにも静かだとちょっとした物音でも過敏に反応してしまうのでは?とご主人は考え、お留守番中はラジオを控えめの音量で流してくれています。
他にも犬さんがリラックスできる音楽などいろいろ試して、最終的に長時間のお留守番にはラジオがいいという結論に至ったみたいです。
テレビだとちょっとうるさ過ぎ(賑やかすぎる)るので、FMラジオ程度の穏やかなトークくらいで、気持ちを紛らわす程度を意識してくれているみたいです。毎日、クリス智子さんのお話をちゃんと聞いているのはご主人には内緒にしています!
犬さんのお留守番中にラジオを流す件についてネットで調べると、急に外部から入っている音(騒音)や周辺の生活音、雷や虫の羽音などで不安にならないように、うるさくない音量で流しておいたほうが良いという記事がいくつか見つかっています。
中には「FMラジオのほうが周波数が犬には合っている」という記事もあるくらいなので意外と奥が深いですね…!
普段から十分な運動を心掛ける
犬さんにとってはお留守番は不安だったり退屈だったり、ストレスの原因になることだと思います。なのでご主人的には、お留守番をきっかけに僕が悪さをしてしまったり体調を崩さないように、普段からの運動を気にしてくれているようです。
ご主人的にはお散歩を一日3回は行きたいと思っているみたいですが、昼間はご主人が外出しているためお散歩ができないのと、昼間の散歩は特に夏場だと暑すぎて無理なので朝と夜(夕)の2回にして、1回のお散歩に時間をかけてくれているみたいです。
朝晩のお散歩は欠かさずに、ゆっくり1時間くらい歩かせてもらっています!また、ご主人はお家にいる間、なるべく遊んでくれたり一緒に過ごしてくれるように心がけてくれているみたいです。
できることならご主人と一緒にいる時に十分体を動かして、適度に疲れた状態でゆっくりとお留守番をするのが理想かなと思います。
\応援お願いします/
1クリックいただくだけの応援をここでぜひお願いします!
皆様にクリックいただくことで頑張って記事を書くことができますので、よろしくお願いします!
こんな時は犬にお留守番をさせない
- お留守番の環境が用意できないとき
- 犬さんの体調が悪いとき
- 帰る時間が読めない日
お留守番の環境が用意できないとき
ご主人的には上に書いた
- 慣れるまではケージやサークルを使う
- 夏でも気温を25度以下にする
- 水をたっぷりお皿に入れておく
- いたずら防止を徹底しておく
- ラジオを付けておく
- 普段から十分な運動を心掛ける
ができない状態ではお留守番はさせないと考えているみたいです。特に気温と水に関しては、犬さんの命にかかわることなので気を付けてくれています。
犬さんの体調が悪いとき
以前、僕が夏バテをしてしまったとき、ご主人は僕にお留守番は任せずに、病院に連れて行ってくれたりいろいろ介抱をしてくれました。たまたま外せないお仕事ではなかったのでご主人がこういった対応ができたということもあり良かったです。
犬さんの体調が悪いときでどうしてもお仕事などで外出をせざるを得ない場合は、可能ならどなたかに様子を見に来てもらったり、ペットホテルや一部の動物病院でも犬さんを預かってもらうことができますので、普段から調べておくといざという時に助かりますね。
帰る時間が読めない日
ご主人の外出で夜何時ごろに帰ることができるかわからなかったり、むしろその日は帰る見込みがない場合は犬さんにお留守番を任せるのはやめておきます。
ご主人は夫婦二人いるので、どちらか一方でもちゃんと帰宅する時間がわかっていれば帰れるほうが僕をお散歩に連れて行ってくれたりご飯を食べさせてくれるので問題ありません。もしどちらもいつ帰るか時間が読めない場合は、事前に誰かに相談、もしくはどこかに預けることを考えてくれているみたいです。
犬にお留守番を任せられないとき
犬さん用のお留守番の環境がどうしても準備ができそうになかったり、犬さんの体調が悪かったり、12時間以上など長時間のお留守番が見込まれたりする場合のほか、どうしても犬さんにお留守番を任せることができないときは、早めに対策を取っておくと安心です。
対策としては次のことが考えられます。
- 犬の面倒を誰かに相談する
- ペットホテルに預ける
- 動物病院に預ける
犬の面倒を誰かに相談する
一番理想的なのはご主人の知人やご親戚、もしくはペットシッターさんに犬さんの面倒を見てもらうことですね。犬さんが独りぼっちで不安になることなく、万が一の事態にも対応ができるので安心です。
特に、すでに犬さんと面識のある方に任せることができれば安心ですし、ペットシッターさんも「家庭動物管理士」や「愛玩動物飼養管理士」のような資格を持たれている方であればある程度の対応の知識は持ってくれてそうですね!
参考:一般社団法人全国ペット協会「家庭動物管理士認定制度について」
公益社団法人日本愛玩動物協会「愛玩動物飼養管理士」
ペットシッターさんは、いろんなサイトで探すことができます。費用感としては1時間当たり3,000円前後が相場のようです。ご主人の帰宅時間をもとに「〇時から〇時の間見てください」といった形で依頼することもできますね。
ペットホテルに預ける
ご主人さんが旅行などで長期間不在にするときだけでなく、犬さんのお留守番が難しいときでもペットホテルを利用するのはアリです。「日帰りお預かりサービス」をしているペットホテルさんもたくさんあります。
社会性を養うためにも僕も一度お世話になって見ようかな…?
ペットホテルは全国に多数あります。日頃から身近なペットホテルさんのサイトやSNSをチェックしておくといざという時に安心して預けることができますね。
ペットホテルの費用感としては犬さんのサイズや、ホテルの環境よって異なり、僕のような柴犬(中型犬)をある程度フリーな状態で預けられるペットホテルだと、半日(5~6時間程度)預かりで3,000円弱、一日(12時間)預かりで5,000円弱、宿泊(24時間)でも7,000円しない程度が相場のようです。
基本ケージに入っているだけのペットホテルさんだともっと安いところもあります。
動物病院に預ける
動物病院は基本的に犬さんを預かることを主としたものではないので、犬さんの体調が悪いときに「入院」のようなイメージで預ける形になります。
動物病院さんとペットホテルが併設している場合もあるので、そういったところなら預かる環境もしっかり整っていそうですね。
動物病院さんによっては預かりや宿泊を対応していないところもありますので、こちらも事前にチェックしておくことをおすすめします。
もし預けることができる場合、費用感はペットホテルとほぼ同じくらいと考えて良いと思います。
まとめ
ここまで書いておいてなんですが、欧米、特にドイツだと犬さんを長時間独りぼっちにすることは虐待とみなされて違反になるみたいです…!もし長時間ほったらかしにしていると通報の対象なって、最悪の場合は犬さんを没収(保護)されるみたいですね。
参考:「ドイツの犬の保護に関する法律」
なのであんまり気軽に犬さんにお留守番を任せるのは本当はよくない事なんでしょうけど、それでもご主人さんの都合もあるとおもいますので、上に書いたような対応を最大限にしてもらえると、犬さんもご主人さんも心配や不安なく生活ができるかなと思います!
\応援お願いします/
1クリックいただくだけの応援をここでぜひお願いします!
皆様にクリックいただくことで頑張って記事を書くことができますので、よろしくお願いします!