以前の記事でワンちゃんのドッグフードについて書いた後、ご主人は僕が食べている「ロイヤルカナン柴犬成犬用」について改めていろいろ調べてみようと思ったみたいです。
現時点で僕は生まれてからずっと毎日ロイヤルカナンを食べていて体調も比較的良い状態で居られているので、ドッグフードを変える必要はないと思っていますが、今食べているロイヤルカナンをもっとよく知ることで、何かあったときに「もう少し〇〇を取り入れよう」とか「〇〇をやめてみよう」と考えることができればいいかなという感じです。
ロイヤルカナン柴犬成犬用について詳しく書いてみたので、もし気になる方がいたら参考にしてください!
【お知らせ】ロイヤルカナンの公式サイトを穴が開くほど読み込んでこの記事を書いています! ロイヤルカナンの公式サイトはこちらからどうぞ
ロイヤルカナン柴犬成犬用を選ぶ理由
僕のご主人が僕の食事にロイヤルカナン柴犬成犬用を選んでいる理由には「離乳してからずっとロイヤルカナンだったから」というのもあります。単純にブリーダーさんが選んでいたからですね。
さらに、僕を迎え入れてからご主人が僕の食事を見直すために改めてロイヤルカナンについて調べてみると一層「ロイヤルカナンでよかった!」と思えるようになったみたいです。
ロイヤルカナンを選ぶ理由を3つにまとめるとしたら次のようになります。
- 犬種や年齢に合わせた展開がある
- 多分野の専門家が集って開発している
- 50年以上続いているブランドを支えている価値観
犬種や年齢に合わせた展開がある
ロイヤルカナンでは僕たち柴犬用のお食事を用意してくれています。「柴犬用」と書かれていると単純にわかりやすいですよね。
他のメーカーさんではあまり犬種ごとのお食事を用意していることはないのでロイヤルカナンと比べるとちょっと物足りない感じがしました。
多分野の専門家が集って開発している
ロイヤルカナンの創立当初はジャン・カタリーさんという一人の獣医師さんがシェパードさんのお悩みを食事で治療するところから始まっていますが、その後展開が進むにあたって栄養学はもちろん科学、獣医学、行動の専門家など多くの専門家が集って開発をしています。
いろんな角度から見て僕たちにあった食事を作ってくれているんですね。
50年以上続いているブランドを支えている価値観
獣医師のジャン・カタリーさんの「食事が動物の健康に影響を与える可能性があると信じる」気持ちが、今でもいろんなワンちゃんや猫さんに合った栄養バランスを作り出しているんだと思います。
食事の安全性はもちろん、僕たちが食べるときの食感や、歯のブラッシングを促す形、適度な満腹感をもたらすための食事の密度など、様々な専門の方の研究によって支えられているブランドなので信頼しています!
ロイヤルカナンが用意しているもの
ロイヤルカナンではワンちゃん用と猫さん用の食べ物を用意しています。しかも犬種・猫種によってどの栄養が必要かどの形状が食べやすいかなどを考慮していろんな種類を用意してくれています。
ワンちゃんによっては、骨や関節に負担がかかりがちな子や、毛が長く伸びる子、お腹がすぐに緩くなってしまう子などなどいろんな特徴があるみたいですね。
それだけでなく、ワンちゃんや猫さんの年齢やライフスタイルによって変わってくる必要な栄養のバランスも考えて種類を展開してくれています。すごいですよね!
病気や症状、お悩みに合わせても食べ物が用意されているのも安心できます。
ロイヤルカナン柴犬成犬用の特徴
ロイヤルカナンは僕たち柴犬用の食事も用意しています。
柴犬の特徴としては
- 本来は運動量が多い犬種なので運動が足りないと太りやすい
- 定期的に毛が生え変わる(換毛)
- お腹がデリケート
- 高齢になると認知機能が下がる傾向にある
といったことがあるようなので、ロイヤルカナン柴犬成犬用はそれらを考慮した栄養で食事が作られています。
柴犬用の食事も展開がされていて、子犬さん向け、成犬向け、高齢犬向けがあって、その中で僕が食べている「ロイヤルカナン 柴犬 成犬用」は生後11ヶ月からだいたい8歳くらいまでの柴犬に合わせて作られている食事なのできっと一番お世話になることが多いかなと思います!
ロイヤルカナン柴犬成犬用は主に
- 健康的な皮膚と毛を維持する
- お腹が緩くならないように消化にいいもの
- 太りすぎないカロリー
が特徴として挙げられています。
他のロイヤルカナン柴犬用
ロイヤルカナン柴犬成犬用以外の柴犬用のお食事では、子犬用なら「免疫力をつける」であったり、中・高齢犬用なら「認知機能の維持」を考えて栄養バランスを調整しているみたいです。
参考:ロイヤルカナン公式サイト「柴犬の特徴・性格・飼い方・フードの選び方」のページ
ロイヤルカナン柴犬成犬用の原材料と配合目的
ロイヤルカナン柴犬成犬用に入っている原材料を調べてその原料・成分がどういった目的で配合されているのかを書き出してみます。
原材料一覧
まずはロイヤルカナンの柴犬成犬用の原材料一覧です。原材料の記載は「原材料に占める重量の割合の多いものから順に、その最も一般的な名称をもって記載すること」との決まり(@厚生労働省「-原材料表示をめぐる問題-表示について」)があるのでそれを念頭に見てみます。
▼ロイヤルカナン柴犬成犬用の原材料一覧です
とうもろこし、米、肉類(鶏、七面鳥)、植物性分離タンパク*、コーングルテン、動物性脂肪、とうもろこし粉、加水分解タンパク(鶏、七面鳥)、ビートパルプ、大豆油、魚油(EPA/DHA源)、植物性繊維、酵母および酵母エキス、フラクトオリゴ糖、加水分解酵母(マンナンオリゴ糖源)、ルリチシャ油、緑茶抽出物(ポリフェノール源)、加水分解甲殻類(グルコサミン源)、マリーゴールド抽出物(ルテイン源)、加水分解軟骨(コンドロイチン硫酸源)、アミノ酸類(L-リジン、DL-メチオニン、タウリン、L-シスチン、L-カルニチン)、ゼオライト、ポリリン酸ナトリウム、ミネラル類(Cl、K、Ca、Na、Mn、Zn、Mg、Fe、Cu、I、Se)、ビタミン類(コリン、E、ナイアシン、C、パントテン酸カルシウム、B6、B2、B1、葉酸、A、ビオチン、B12、D3)、保存料(ソルビン酸カリウム)、酸化防止剤(ミックストコフェロール、ローズマリーエキス) *超高消化性タンパク(消化率90%以上)
参考:ロイヤルカナン公式サイト「柴犬 成犬用 - ドッグフード | ロイヤルカナン」のページ
配合目的
ロイヤルカナン柴犬成犬用に配合されている原材料のそれぞれの成分がどういった目的で配合されているのかを調べて書き出してみました。
目的を調べるにあたってはロイヤルカナンの公式サイトで「犬と猫の栄養成分辞典」というものがあって、そちらがとても参考になりました!
保証分析値
先に書いた成分の一覧だけではわからない「どれくらいのバランスで入っているか」を大まかに書いているのが下の保証分析値の表です。
食事を考えるうえで質も大切ですが何をどれだけ食べるかも大切ですよね。
▼ロイヤルカナン柴犬成犬用の保証分析値
たんぱく質 | 24.0 %以上 |
脂質 | 12.0 %以上 |
水分 | 10.5 %以下 |
食物繊維 | 9.0 % |
ビタミン/A | 33,000 IU |
ビタミン/D3 | 800 IU |
ビタミン/E | 630 mg |
カロリー含有量(代謝エネルギー) | 376 kcal/100g |
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調べてみて出てきた疑問
ロイヤルカナン柴犬成犬用の成分ごとの配合目的表を作るにあたってそれぞれの成分名で調べているとご主人的にちょっと引っかかる成分もあったみたいです(下の表では成分名の頭に★マークを付けておきました)。
気になった成分のどういったところが気になっているのかを書いてみます。
動物性脂肪
ロイヤルカナン公式の「犬と猫の栄養成分辞典」では動物性脂肪を検索しても何も出てこなかったので、他のサイトを参考に調べてみるとあまりよいことは書かれていませんでした…。
使用されている目的としては「食いつきをよくすること」が考えられますが何となく腑に落ちないようです。
とうもろこし粉
原材料の一覧で一番初めに「とうもろこし」書かれているのに、別で「とうもろこし粉」が掛かれているのが気になるみたいです。とうもろこしは炭水化物をとるために入っているのはわかるんですが、別で書かれている「とうもろこし粉」は何なんでしょうね。
調べてみると「嵩(かさ)増し」という言葉も見られるのでちょっとよくわかりませんでした。
加水分解タンパク(鶏、七面鳥)
こちらもロイヤルカナン公式の「犬と猫の栄養成分辞典」では見つけることができず他のサイトで調べたところ「アレルギー症状を起こしにくく消化しやすいタンパク質として」という目的が多く見つかりました。
ただ一覧の三番目に「肉(鶏、七面鳥)」もあって、これもタンパク質を摂取する目的になっているので、これとは別に入っているのがなぜなのか気になるところではありました。
保存料/ソルビン酸カリウム
「保存料」として使われているソルビン酸カリウムですが、これもロイヤルカナン公式の「犬と猫の栄養成分辞典」では見つかりませんでした。
ソルビン酸カリウム自体は人間が食べるものにも使われている保存料で、多くのサイトでも健康的にはほとんど影響がないとは書かれてはいます。保存料なので入れなくて済むのであればそれに越したことはないと思います。でも入れないと気軽にお家に置いておくのがちょっと怖くなりますね。
これからやっておきたいこと
ご主人は「手作り食のほうが平均寿命が長い」という話もチラホラ目にしているようです。なのでご主人的にはちゃんとした栄養に関する知識や僕の体調を考えたうえで手作り食も食べられるようにしたいみたいですね。
あと、ロイヤルカナン柴犬成犬用はドライフードのみしかないのでどうしても水分量が少ない食事になるためそこも気にしているみたいです。今後はウェットフードへの乗り換えも考えているみたいですね。
ロイヤルカナン柴犬成犬用の成分ごとの配合目的表
上でお話しした「ロイヤルカナン柴犬成犬用の成分ごとの配合目的表」をこちらに載せます。
「犬と猫の栄養成分辞典」で検索しても出てこなくて、他のサイトでの取り上げられ方がネガティブだった成分に関しては、成分名の頭に★マークを付けています。
左側に原材料の成分名を、右側に考えられる配合目的を書いています。配合目的に関しては、成分名で検索をして見つけた情報のうち一部のみを書き出しています。書くことができていなくても他にもいろんな効果や目的があるので気になる方は検索かけてみてくださいね。
▼ロイヤルカナン柴犬成犬用の成分ごとの配合目的
成分名 | 考えられる配合目的 |
とうもろこし | 炭水化物源として使用 |
米 | 炭水化物源として使用 |
肉類(鶏、七面鳥) | タンパク質の素材として利用 |
植物性分離タンパク*超高消化性タンパク(消化率90%以上) | 消化性の高いタンパク質を摂取するため |
コーングルテン | 消化性の優れた高品質なタンパク質であるうえ、リンの含有量が少ない原材料として |
★動物性脂肪 | 食いつきをよくする |
★とうもろこし粉 | 食事の量が増える |
★加水分解タンパク(鶏、七面鳥) | 消化吸収しやすくアレルギー症状を起こしにくいタンパク質として |
ビートパルプ | 食物繊維。お腹で働く有用菌の餌となり、腸内環境を整え良いウンチを作る |
大豆油 | 皮膚からの水分喪失の予防、皮膚のバリア機能の維持・改善 |
魚油(EPA/DHA源) | 炎症性生理活性物質の合成や炎症性細胞をおさえる |
植物性繊維 | 便通の改善 |
酵母および酵母エキス | ビタミン類の補強として |
フラクトオリゴ糖 | 乳酸菌やビフィズス菌などの「善玉菌」の栄養源として |
加水分解酵母(マンナンオリゴ糖源) | 腸内環境を良好に保つため |
ルリチシャ油 | オメガ6系多価不飽和脂肪酸(オメガ6系脂肪酸)を補うため。細胞膜を合成するうえで不可欠な栄養素として。 |
緑茶抽出物(ポリフェノール源) | 細胞の活性酸素を除去するため |
加水分解甲殻類(グルコサミン源) | 新たな軟骨の形成を促すため |
マリーゴールド抽出物(ルテイン源) | 抗酸化作用および免疫賦活作用 |
加水分解軟骨(コンドロイチン硫酸源) | 関節軟骨の保水性や弾性を保つことで関節の動きを滑らかにする |
ゼオライト | 消化管内の過剰な水分および細菌毒素、アンモニアなどの毒物を吸着し犬の下痢を改善する |
ポリリン酸ナトリウム | 唾液中のカルシウムを捕捉し、歯垢の石灰化をおさえる |
アミノ酸類/L-リジン | タンパク質の合成に必要な必須アミノ酸 |
アミノ酸類/DL-メチオニン | 被毛の主成分(ケラチンと呼ばれるタンパク質)となるため |
アミノ酸類/タウリン | 抗酸化作用 |
アミノ酸類/L-シスチン | 被毛の主成分(ケラチンと呼ばれるタンパク質)となるため |
アミノ酸類/L-カルニチン | 脂肪酸代謝とエネルギー産生、筋肉量の維持を促進するため |
ミネラル類/Cl:塩素 | 胃酸の成分であり、タンパク質の消化に利用される |
ミネラル類/K:カリウム | 神経刺激の伝達やエネルギー代謝に重要な役割 |
ミネラル類/Ca:カルシウム | 健全な骨の発育と維持のために極めて重要な栄養素 |
ミネラル類/Na:ナトリウム | 細胞の機能に必要不可欠で、様々な役割を果たす |
ミネラル類/Mn:マンガン | 細胞のミトコンドリアが正常に機能するために大きな役割を持つ |
ミネラル類/Zn:亜鉛 | 体内の多くの代謝および酵素機能に関係する |
ミネラル類/Mg:マグネシウム | 体内のエネルギー代謝全般にかかわる |
ミネラル類/Fe:鉄 | 体内の酸素運搬に関わる栄養素 |
ミネラル類/Cu:銅 | メラニンの合成に必要な成分 |
ミネラル類/I:ヨウ素 | 甲状腺ホルモンの合成を助け、甲状腺ホルモンの成分となり成長、発達に重要な役割を持つ |
ミネラル類/Se:セレン | 細胞膜を保護し、活性酸素による細胞損傷を抑制する |
ビタミン類/コリン | 肝機能を正常に保つために不可欠な栄養素 |
ビタミン類/E | 活性酸素による酸化ダメージから細胞膜を保護する |
ビタミン類/ナイアシン | セラミドの合成を促進し、皮膚を乾燥から保護する働きがある |
ビタミン類/C | 抗酸化成分として加齢や運動による酸化ストレスや、関節の損耗(関節炎)などに関連する病気の予防を目的として |
ビタミン類/パントテン酸カルシウム | 体内で補酵素として働き、脂質、糖質、タンパク質の代謝にかかわる |
ビタミン類/B6 | アミノ酸代謝をはじめとしたさまざまな代謝において多様な役割を果たす |
ビタミン類/B2 | 皮膚の健康維持および被毛の質を高める効果がある |
ビタミン類/B1 | 神経系の機能を正常に保つために欠かすことのできない栄養素 |
ビタミン類/葉酸 | 神経組織の発達、DNAの合成や貧血予防 |
ビタミン類/A | 視細胞に必要な網膜色素の構成成分となる |
ビタミン類/ビオチン | 皮膚の乾燥や鱗屑(フケ)の形成、脱毛を抑える働きがある |
ビタミン類/B12 | タンパク質の合成および赤血球形成に主要な役割を果たしている |
ビタミン類/D3 | 腸管によるカルシウムやリンの吸収を促し、丈夫な骨と歯を維持する働き |
★保存料/ソルビン酸カリウム | 細菌やカビの発生・増殖を抑え、腐敗防止を目的として |
酸化防止剤/ミックストコフェロール | フードを酸化から守る |
酸化防止剤/ローズマリーエキス | フードを酸化から守る |
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