秋も深まる今日このごろ。夏の暑さも過去のものになり柴犬にとって快適でいくらでもお出かけができそうな気候が続いています。僕のような柴犬は人間さんにとっては少し寒いくらいの時期のほうが活発に動くことができています。やっぱり自前の毛皮を着ているおかげかな?
寒いくらいの時期が一番快適に過ごしやすいとして、他にはどういった環境が僕たち柴犬にとって過ごしやすいのかを考えてみるに当たり、まずは「柴犬にとって不快・ストレスになるもの」を知っておこうと思い調べてみることにしました。
ここでは調べたことを犬さんのストレスに関する記事にまとめてみました。柴犬だけでなく犬さん全般的に言えることかもしれませんので、ぜひご覧ください!
「ストレス」ってなに?
はじめに「ストレス」についてです。人間さんは「ストレス」と聞くとあんまり良いイメージは抱かないかなと思いますがいかがでしょうか。
ストレスという言葉には「圧力」が関係していて、何かが圧力によって歪んだり、潰れてしまったりすることを「ストレス」と呼んでいたようです。後に、人間さんの心にかかる「圧力」にもストレスという言葉が使われるようになり、今では広い意味で心に何かの圧力が感じられる状態を「ストレス」というようになったみたいですね。
人間さんほど複雑ではないにしても、僕たち柴犬にも性格や感情、体調などの基礎にもなる「心」があります。なので人間さんと同じように「ストレス」も感じることができます。
良いストレスと悪いストレス
ストレスというものが全くなければそれが一番、というわけでもないみたいで、ストレスにも「良いストレス」と「悪いストレス」があるようです。
良いストレスとは
何か理想や希望を持って動いているために感じられる体への負担や、楽しい気持ちになれる音、またリラックスできる匂いなど、自分以外ではわからなくても本人にとっては心地よくなれるストレスを「良いストレス」と言っています。
犬さんにとっては、大好きなご主人やお友達の匂いや声、またそういった仲間と過ごせることが良いストレスに該当しますね。
「この注射を我慢すれば元気でいられる…!」と思いながら注射の怖さを我慢している犬さんがいたらその犬さんのストレスも良いストレスかもしれないですね!
悪いストレスとは
身体的・心理的、その他にもいろいろないわゆる「苦痛」に感じられる状態を「悪いストレス」と言っています。
犬さんでは、気の合わないワンちゃんに執拗に吠えられたり、暑い中長時間歩かされるなど、尻尾が下がってしまったり、拒否柴をしたりして、明らかに「もう嫌だよ~」という素振りを示すときは「悪いストレス」を感じているときです。
このあとここの記事で取り上げる「ストレス」はこの「悪いストレス」のほうに該当します。
ストレスの種類
ストレスを知るためにもう少し分解してみると、大きく分けて3種類に分けることができるみたいです。
- 物理的なストレス
- 科学的なストレス
- 心理的なストレス
このうち物理的なストレスと化学的なストレスに関しては、人間さんは不快感があったらどうにかしようと対処ができているのではないでしょうか。
心理的なストレスもいろいろ対処する方法はあるとはいえ、置かれている立場や環境などによってすぐに回避できるものでもないので、人間さんにとって嫌なイメージになっているんでしょうね。
物理的なストレス
ひとつは「物理的なストレス」で、例えばうるさい場所や身動きがとりにくい場所、眩しい明かりで照らされている場所、暑い場所、寒い場所などがあります。
化学的なストレス
もう一つは「化学的なストレス」です。イメージとしては「知らない間に害されるもの」という感じで、例えて言うなら、食べ物や空気、身に着けている物など、身の回りの物に含まれている成分の影響で健康を損なうことですかね。
心理的なストレス
最後の一つが「心理的なストレス」です。これは人間さんが「ストレス」と聞いてイメージする感覚で、不安や悩みとして現れているものです。主に自分以外の意思をもつものとの関係から生まれてくるみたいです。
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ストレスを感じる原因と反応
僕たち柴犬をはじめ犬さんがどういったときにストレスを感じて、そのストレスに犬さんがどう反応しているのか、ストレスの種類ごとに調べてみました。
物理的にストレスを受けた場合
物理的なストレスの原因は大まかに言うと「五感に刺激を過度に与えるもの」です。具体的には音や光、温度などが挙げられるみたいです。
物理的ストレスの原因
物理的ストレスの原因を知るに当たって、僕がどういったときに反応を示したのかをまとめてみました。
- 救急車や消防車などのサイレンの音が聞こえたとき
- 蜂など虫の羽音が聞こえるとき
- 遠くから人の声が聞こえるとき
- 雷や強風など天候がひどく荒れているとき
- 夏日で涼しくならないとき
- 疲れているのにご主人がテレビを見ているとき
他に言えるとすると、レインコートを着させられたときは全く動く気になれませんでしたね!
物理的なストレスへの犬さんの反応
物理的なストレスは他のストレスと比較すると簡単に避けることができるのではないでしょうか。
犬さんの場合は、不快な音が聞こえる場合は吠えて威嚇したり、音の原因を知るために聞こえる場所を見つめていたりして、それでも収まらないときはその場から逃げたりせわしなく歩き回ったり、ご主人の近くに座ったりしています。
また、眠いときや疲れているときなど、あまり光を浴びたくないときは、僕の場合はクレートに入ったりテーブルの下にもぐったりして目を閉じていることが多いです。
暑い時はなるべく涼しいところを探して体を冷やすようにフローリングにお腹をつけて寝てみたり、逆に寒い時は毛布やソファーでなるべく外気に触れないように身を丸めたりしています。
ここに書いたような方法で避けることができる物理的なストレス程度であれば犬さんでも自分で何とか対処ができていると思います。
化学的にストレスを受けた場合
化学的なストレスの原因としては、食事やおやつなどの食べ物、口や鼻から入るもの、身につけるものなど、生活のなかで身体に着けたり取り入れているもので、犬さんの体や体質に合わないものが挙げられます。
化学的ストレスの原因
僕が次に書くような反応を示したのは「フィラリアのお薬を食べさせられるとき」ですかね…!
以前、一度だけ背中に薬の液を垂らす「スポットタイプ」のフィラリアのお薬を使ったときは、1日中ぐったりしてしまってご主人も心配していました。
それに比べると食べるタイプのフィラリアのお薬は、ごはんに混ぜてもらってもきれいに鼻で避けて残すことができるのでだいぶマシですね(良いかどうかは別として…)。
化学的なストレスへの犬さんの反応
犬さんの嗅覚や味覚をもって避けられるものであればおそらく大きな問題にはならないかもしれません。単純に「ぷいっ」とそっぽ向いて興味を示さなければ済みますからね。怖いのは化学的なストレスの原因を知らない間に受けていて、体調を崩して初めて気がつくパターンです。
おいしそうな匂いがしてバクバク食べてしまうご飯やおやつでも、犬さんの体に合わないものを食べた場合の反応としては、吐き出したりお腹を下したり、しばらく何も食べる気がしなくなったりと見るからに「何か変なものを食べたのかな?」といった様子になってしまいます。
明らかに体調を崩さないにしても、微量の添加物を長い期間とり続けることで犬さんの皮膚が荒れてきて体を掻きがちになったり、目ヤニや外耳炎などの症状にも表れることがあるみたいです。そうなってくるといわゆる「アレルギー」として犬さんがストレスへの反応を表します。
他にも、例えば火を使うストーブで暖めているお部屋で長い時間空気の入れ替えをしないでいると、だんだん意識がボンヤリしてきていつの間にか気を失って大変なことになってしまうこともあります。いわゆる「一酸化炭素中毒」ですね。そういった場合は犬さんでもいつの間にか眠りにつくかのように気を失っていることもあるようなので注意が必要です。
心理的にストレスを受けた場合
心理的なストレスの原因はすごいざっくり言うと「心」にあります。それぞれの犬さんが持つ記憶や感情、また関係する自分以外の皆さんからの影響が原因になります。
犬さんも心理的ストレスとなる「緊張」や「不安」「喪失感」などの感情はあるので、そういった心境が続くと心理的ストレスとなってしまいます。
心理的ストレスの原因
僕がどんな時に心理的ストレスを感じて反応したかをまとめました。
- ドッグランで大きな犬さんに囲まれた時
- 猫さんが窓の外でくつろいでいた時
- ご主人が構ってくれないとき
- 車で長時間移動しているとき
普段の生活ではあまり経験しないことや犬さんの習慣や記憶にある行動に合わないことを経験すると、それに対して違和感や抵抗を感じて心理的なストレスになってしまいます。
僕もご主人と一緒に住み始めて間もないときは、夜一人で寝るのが嫌でずっと吠えていたこともありました…。
心理的なストレスへの犬さんの反応
犬さんは心理的なストレスを感じたときはいろいろな仕草をします。ちょっとした緊張や不安感、退屈な時には、あくびをしたり体を「ブルブルブルッ」と回したり、後ろ足で身体を掻いたりと、気持ちを切り替えるような仕草をするので、そうしたら「ストレスを感じてるんだな」という合図だと思ってください。
もっと強く心理的なストレスを感じると、吠えたり走りだしたり、カーテンやソファーなどをひっかきまわして破ってしまうこともあるみたいです。
この心境が続いてしまうと、犬さんが感情のコントロールができなくて狂暴になってしまったり、所かまわずオシッコをしてしまうなど、ご主人を困らせることが増えるみたいなので注意が必要です。そうなってからご主人に怒られると、犬さんはそのストレスからも逃れようと拍車をかけて暴れてしまうので、普段から犬さんのストレスへ反応を気にしておいた方がいいですね。
ご主人とのコミュニケーションがストレスの要
物理的なストレスに関しては、体の大きさに合わないクレートや、雷や花火といった滅多に聞かない音、他の動物さんや知らない人間さんの匂いがするなど、「明らかに違う!」というものでなければご主人との生活の中で馴染んでくるものが多いです。
化学的なストレスは体調の良し悪しで見えてくるもので、特別に何か薬を使ったり、身に着けたり、お散歩中に何か落ちているものを口にしなければ問題ないかな?と思っています。
なんだかんだで人間さんと同様に犬さんにとっても心理的なストレスが一番重要で、物理的なストレスや化学的なストレスを犬さんが感じて何か反応をしたときに、ご主人が何も対応してくれなかったら心理的なストレスも感じてしまいますね。
犬さんは人間さんの言葉を話すことができなくても、何かしらストレスを感じたときには上に書いたような反応を示しています。それがご主人に伝わって、ストレスの原因をご主人が排除できればそれが理想的ではないでしょうか。
まとめ
いろいろストレスについて調べてみて、僕たち柴犬のストレス対策としては「良いストレス」と「悪いストレス」をご主人が見分けて、それぞれの対処をしてもらうことがとても重要だと再確認できました。
良いストレスの場合は「これができたら良いことがあるよ!」と教えてくれたり、悪いストレスの場合はなるべく遠ざけてくれる、そんなご主人と過ごせる環境がやっぱり一番大切ですね!
僕もなかなか賢くなることができていないので、これからもご主人からの「良いストレス」を感じて、乗り越えた先にご主人といっそう楽しく過ごせるようになりたいと思いました!
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