10月の頭、まだ紅葉が始まっていない時期に秩父にお出かけしました!長瀞や美の山公園にもお出かけをして、今回ご紹介する羊山公園は「ちょっとお散歩を…」という感じで広い公園を探していたときに見つけました。
ところが羊山公園に行ってみてびっくり!広いだけでなくてとてもきれいで眺めも良くて、牧場があったり、桜がたくさん植わっていたり、しかも芝桜の季節にもなると公園にある大きな駐車場でも間に合わないくらいにたくさんの方が来たりもする芝桜の名所だったみたいです!
僕が羊山公園に来たのは芝桜のシーズンではなかったのが幸いしてゆっくり公園内を歩くことができましたので、羊山公園の見どころや楽しみ方などをレポートにまとめました。ぜひご覧ください!
羊山公園について
まずは羊山公園(ひつじやまこうえん)についてお話ししますね。
羊山公園がある場所は、西側を流れている荒川が削ってできた段丘(だんきゅう)と呼ばれる地形になっているところにあります。現在では荒川周辺は羊山公園よりも低くなっていて、そこに秩父の市街地が出来ているので、羊山公園からは秩父の市街地を見渡すことができます。
▼羊山公園の場所(Google Map)
その段丘を利用して、戦前から羊さんから毛をとるために牧場があったところから「羊山(ひつじやま)」と名付けられました。
羊山公園は、日比谷公園や明治神宮の森を設計した本多静六さんが「秩父公園」として設計したことから始まり、今では芝桜の名所として4月末から5月のシーズンにもなると周辺に臨時の駐車場が設けられたり交通規制が敷かれるほどの大人気ぶりです。
そんな羊山公園はオフシーズンでも十分楽しめる公園でしたのでご紹介します!
公園名 | 羊山公園(ひつじやまこうえん) |
所在地 | 埼玉県秩父市大宮6360 |
面積 | 約300,000m²(東京ドーム約6.4個分) |
駐車場 | 有:無料 |
公式サイト | 秩父市公式ページ 秩父観光協会「羊山公園」 |
羊山公園の駐車場事情
羊山公園には駐車場が広くとられています。芝桜のシーズン中ともなると公園内の駐車場だけでは収容しきることができないため、近くには臨時の駐車場が出来たり、秩父駅からシャトルバスが出るなど、いろんな対応がされています。
芝桜シーズン以外はその広い駐車場を無料で使えることもあり、かなり落ち着いた雰囲気になっています。駐車場は公園内のいくつかの場所に分かれていて、台数としては合計すると100台分くらいはあるのではないでしょうか。
ちなみに芝桜のシーズンは駐車場も公園内の芝桜の丘への入園にも料金が発生するので注意してくださいね!
羊山公園のお散歩レポート
今回、僕が歩いたお散歩コースの紹介をします。
10月の上旬、羊山公園のことをあまりよくわからないで立ち寄ったところとても大きくて奇麗な公園だったのでびっくりしたのを覚えています。しかも、芝桜シーズンとは真逆の季節に来たこともあり、人がほとんどいない奇跡的な状態でした!
犬連れでのお散歩をメインで考えた場合は、芝桜シーズンよりも秋ごろのほうが歩きやすくていいかもしれませんね。
何も知らずに立ち寄ってしまったため、羊山公園の北側にある武甲山資料館や見晴らしの丘には立ち寄らず、南側のふれあい牧場や芝桜の丘を見て回った形になってしまいました…!またの機会に北側もちゃんと歩いてこの記事に追記できるようにしたいと思います。
▼今回歩いたコースの見どころ
- 駐車場
- わんぱく広場
- 武甲山が見える芝生広場
- ふれあい牧場
- ポテくまくんの家
- 芝桜の丘
- 緑と太陽の丘
歩き始めは朝9時ごろで、だいたい1時間半くらいのお散歩になりました。
公園中央にある道沿いの駐車場から出発
Googleのナビで「羊山公園」と検索をして案内してもらった通りに来たら、到着したのが公園中央部分にあるメインストリート(?)でした。その通り沿いに駐車場がありそこに車を停めてお散歩開始です。
車を停めたところの近くには葛葉稲荷神社もありましたが、今回は気が付かずご挨拶ができませんでした。次回は必ずお礼とご挨拶をしたいと思います…!
また、この通りを坂を下る方向へ進むと、今回お散歩ができなかった羊山公園の北側に位置する「武甲山資料館」や「見晴らしの丘」がある場所にもつながっていたようです。
北側と南側の間は道路1本になって一度公園から出てしまうような形になるため、両方見て回る方はご注意くださいね。
わんぱく広場
車を停めて坂を登ると左手に「わんぱく広場」の看板が見えました。わんぱくな僕ですから立ち寄らずにはいられないですね!
看板の脇から伸びている階段を上ると広場があります。
広場にはいろんな遊具があって、大きめのアスレチックや長めのターザンロープなど、お子さんが大喜びで思う存分遊ぶことができそうな場所でした。
僕は遊具にはなるべく近づかないように遠目からみて、周りの林でわんぱくしていました!この遊具のさらに奥に葛葉稲荷神社の本殿があったみたいですね。
武甲山が見える芝生広場へ
わんぱく広場の遊具から離れる形で進むと、芝生やテラスがある広場になっています。
わんぱく広場は林の中にあったので、この芝生の広場に来ると空が開けて、正面には武甲山が見えてきます。
とても広い芝生の広場でおトイレもあるので、皆さんきっとここでピクニックしたり遊んだりするんでしょうね。僕が来た朝9時ごろではまだ誰もいませんでした!
この芝生の広場には桜の木がたくさん植えてあり、桜の季節には桜並木を歩いたり、芝生でお花見もできます。
芝生の広場を進むと、その先には駐車場がありました。この駐車場が羊山公園のメインの駐車場でしょうかね。
桜の季節や芝桜の季節、おそらく4月~5月中旬ごろまでは桜の花見に来られる方や、芝桜を見に来られる方で賑わいそうです。
ふれあい牧場
広い駐車場を過ぎると案内板が見つかりました。
「羊山公園馬場」「羊放牧場」と、後から付け足したかのように「ポテくまくんのいえ」の文字もありますね…?
案内板の右側へと歩き羊放牧場へと進んでみました。
かなり静かだったのとオフシーズンだったのであまり期待はしませんでしたが、ちゃんと羊さんたちがお食事をしているではありませんか。
羊さんが食事をしているのを夢中で見ていましたが、僕はまったく相手にされませんでしたね。朝からお邪魔しました。
羊さんたちがいる場所からさらに奥に進んでみます。
公園の南端までくると武甲山が全貌を表します。かっこいいですね!
武甲山を前に見ていると、なにやら足音がしました。振り向いてみるとお馬さんがいるではありませんか!
ふれあい牧場の奥にある羊山公園馬場に着いたみたいです。朝の澄んだ空気の中、乗馬の練習をされている方がいました。
しばらくお馬さんと騎手さんの息の合った走りに見惚れました!ただ、あんまり見ているとお馬さんの気が散ってしまうので、犬連れで馬場の周りを歩くのは少しだけにしておきましょう。
羊山公園馬場を過ぎてさらに奥へと進んでみると、羊山公園の南端を歩いてそのまま公園から出てしまうので、途中で左に曲がって中央口方面に戻ります。
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ポテくまくんの家
中央口に戻ると芝桜の丘が目の前に広がっています。まずは芝桜の丘には入らずに周りを歩いてみることにしました。
芝桜の丘を左手にして歩くと、桜並木の道が続いています。
10月の初旬、気温が春先と同じくらいということもあってか、中には花が咲いている枝もありました。
お花見の季節にはきっとこの並木いっぱいに桜の花が咲いて、その奥に見える武甲山とのいいコラボレーションが見れそうですね。
しばらく桜並木を進むと何かがあります。
周りはクリスマスローズガーデンになっていて、その中にキノコのような形をしたお家?がたたずんでいました。
近寄ってみてみると扉や窓があってお家のような形でした。扉の上には「ポテくま」と書いてあったので、これが「ポテくまくんの家」ですね!
ふれあい牧場に入る前に見た案内板にもありましたが、その時は「ポテくまくんの家」が何なのかすらわからなかったので、実際に見てみてやっと認識できました。小さいですね!
ポテくまくんの家の前にはポテくまくんさんの紹介が書かれています。
ポテくまくんさんは秩父市のイメージキャラクターなんですね。秩父名物の「みそポテト」が大好きな妖精さんで、みそポテトを食べ過ぎて頭から味噌がにじみ出てるらしいです…!
お家の窓からちょっと中をのぞかせてもらうと…
ポテくまくんさんが忙しそうに何かをしていました!ジャガイモも小さいのがちょっとした突っ込みどころかなと思います。
まだ朝ということもあってポテくまくんさんもせっせと仕込みをしているので、邪魔にならないように次の場所へ向かいましょう。
芝桜の丘
ポテくまくんさんの家を過ぎ、武甲山が見える方向に坂を登る形で進むと、羊山公園の代名詞ともいえる「芝桜の丘」へと入っていきます。
芝桜の丘には辺りを一望できる高台があり、そこで展望がてら休憩することにしました。
高台からは見事に武甲山が見えます。羊山公園の最南端にある場所なので、この場所からの武甲山が一番大きく見えます。
僕の頭も武甲山スタイルになっちゃうくらい休憩しました!
武甲山がきれいに見える高台からは、林を右手にしながら芝桜の丘沿いを歩くことができます。
左手には広々と芝桜の丘が広がっています。オフシーズンなので見事に何もありませんが、その広さから芝桜シーズンの見事な咲きっぷりが想像できました。
芝桜シーズンにはこんな感じで芝桜天国が広がるみたいです!
武甲山をバックにしたこの風景も…
芝桜シーズンにはこんなにも色づきます!
今回のお散歩は芝桜シーズンではないのでちょっと寂しい感じではありますが、誰もいない静かで澄んだ空気の中をのんびり歩けたのでそれはそれで楽しいです。
参照:
・甲武信ユネスコエコパーク「芝桜の丘(羊山公園)」
・秩父観光なび「芝桜の丘(羊山公園)」
緑と太陽の丘
芝桜の丘を周り、再度大きな駐車場を抜けて芝生の広場へと歩きます。
桜並木の道の左手が少し小高くなっていたので入ってみました。
小高くなっている芝生の広場で、いい間隔で桜の木が植わっていました。小高くなっていることもあって空も綺麗に見えます。お花見の季節はきっと青いお空とピンクの桜がきれいに見えるんでしょうね。
普段はこの丘はフリーマーケットや催し物などに使われているようで、この時期はあんまり派手さはありませんでした。
その脇に「羊山公園」と書かれていたであろう石碑も発見して撮影しておきました。
こんな立派できれいな公園なので、もっと「羊山公園」ときれいに書いてあるものがあればインスタ映えするのになぁと思います。
緑と太陽の丘を下りそのままメインストリートを下ると車を停めた駐車場へと出ます。
羊山公園を出て
羊山公園を出て、ご主人たちは秩父駅の前にある秩父地域地場産業振興センターへお土産を探しに行ったところ、さっきまで忙しそうにみそポテトを仕込んでいたポテくまくんさんが待っててくれました!仕事が早いですね!
ポテくまくんさんに挨拶をしてお土産を買った後は、道中で秩父名物のわらじカツを食べたみたいです(僕は車でお留守番してました)。
まとめ
秩父の芝桜は知っていたので、羊山公園のことをまったく知らなかったとしても「あぁ、毎年春になるとニュースとかに映る景色は羊山公園だったんだな」と思えるようになりました。
4月中旬ごろに秩父には必ずと言っていいほど芝桜をもとめてたくさんの観光客の方々が集まっています。
今回僕が羊山公園に行ったのは10月上旬。芝桜シーズンの真裏で公園内にはほとんど人がいませんでした。
きっと芝桜シーズンは人がたくさんいて今回みたいにのんびりいろんなところを見て回ることはできなかったと思うのである意味予習ができてよかったです。
広さや起伏、また武甲山が見える景色と、チラチラ登場するポテくまくんさんなどなど、まだまだ楽しめる羊山公園、また来たいと思います!
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